月と木星

愛のこと、徒然なるままに。

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

針金のコサージュ

中学の時に好きだった子は、 サッカー部だった。 ほにゃほにゃしてて、 笑顔までほにゃほにゃだった。 夏になるとまっくろになって、 歯だけがぴかっと白かった。 でもやっぱりほにゃほにゃだった。 相手に気持ちを伝えることもせずに 進路は別々の道に進ん…

月と生きる

この前満月だった。 遠くの人とも いっしょに見られる月は いいなぁって思う。 愛を届けてくれる郵便屋さんかな。

初体験

SNSで、 【○歳で経験ないのってやばいですよね】 っていうのを見かけた。 やばいっていうのは、どこからの視点なのか。 社会一般的にという意味か、 恋愛市場的にという意味か、 人としてという意味か、 それ以外か いずれにしてもどうでもよくない???? …

プロポーズはなかった

この人といたら、 わたしは幸せになる!と思った。 というか、この人以外だと わたしは幸せになれないと思った。 趣味も好きな物も、 好きな本も映画も、 何もかも違う。 なのに、なぜか惹かれる。 強い強い磁石みたいに。 プロポーズの言葉はなかった。 ひ…

春は電車に乗って

今日花を買ってきた。 玄関に春がきたみたいに明るくなった。 思い出すのは いわゆる鉄オタの人。 電車の話をし出すととまらない。 子供みたいにきらきらした目で 少年のような人だった。 その人には好きな人がいた。 わたしのことを好きだよって 言いながら…

虹がかかった夜のこと

「夜でも虹がかかるんだって」 夢みたいな幻想的な風景を想像した。 その日は、夜遅くまで電話をしていた。 電話は好きだ。声で 笑顔が見えてくる。 逆も然りなんだけど。 好きな人の 声を聴いていたくて、 くだらない話を どこからかひっぱってきて、 あーだ…

気持ちと肌とシーツのすきま

その日は、夜約束をしていた。 5時過ぎに「もうすこしがんばるよ」て 連絡が来た。もうすこしって9時か10時くらいかな? 聞かなかったわたしも悪いけど、 いつもの感じかなーって勝手に思ってた。 片付けとか、明日の準備とか することは終わって、 眠いなぁ…

可愛くなぁれ、可愛くなぁれ

デートをするときもだし、 いっしょに過ごす時間って、 すごく嬉しいものだから、 1番可愛いわたしでいたいって思う。 わたしが1番可愛くなるものを とっておきのって 自分に魔法をかけるように。 服を選ぶ パックで肌を整えて 爪もきれいにする。 髪型はう…

ラブレターが届いた

今はメールやLINEで簡単に言葉を送れる。 年賀状文化も消えていきつつあると感じる。 電子でピ!な便利な世の中だけれど わたしはアナログが好きだ。 季節と相手に合わせて便箋を選ぶ、 インクも選ぶ(万年筆とか、ガラスペンで書く) 書き出すと止まらなくな…

いつかモッシュピットで

恋をした。16も歳上で家庭がある人だった。 とめられなかった。 自分のものにならないことも 最初はしかたないって思っていた。 なのに、会う度に どんどん好きになるんだもん。ずるいよね。 よく一緒に音楽を聴いた。 彼が愛していたバンド ライブでは 激し…

月と木星のランデブ

はじめての記事を書く。 今夜は、木星と月が近い。 木星と月はほぼ1ヶ月に1度巡り会う。 今の時期は夜にそれが見られるので、 並んでいる姿はさながらランデブーといったところか 人生は 誰と時間を重ねるのか。 どんな時間を重ねるのか。 1度きりの人生。 …